The Float

Nikki of タンザニア キリマンジャロ州 Oshara Secondary School と音楽その他

メシのうまさは、即ち文化の豊かさ

前記事の通り、なんだかんだあってコンドアからドドマに。

 

一応首都のドドマ。一応と言うのは最大都市のダルエスサラームに行政府があるが、立法府ドドマにある。つまるところ国会だけドドマ。日本だと名古屋あたりに国会だけあるようなものだろう。初代大統領ニエレレが首都移転計画を提唱したものの、実施されず(というか要人がダルを離れたがらず)、ゴタゴタしている中、先日現大統領マグフリが要人たちのケツをひっぱたいてドドマに首都機能の完全移転を公約した。

 

(レペゼン・名古屋ドドマ

 

 

ドドマからイリンガに。

タンザニア国内では有名なイリンガヨーグルトの製造地。キリマンジャロだと1000シリング(約50円)のヨーグルトが600シリングで買える。タンザニアは、輸送費がモロ価格反映されている。

 

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マンゴー味。普通においしい。

 

イリンガは、内陸にしては珍しく観光客が多い。ネーマクラフトという、ろう者が作るハイクオリティなお土産品が置いてあるカフェや、マサイマーケットと呼ばれるお土産屋出店があったりして結構たのしい。

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ネーマクラフト。コーヒーおいしい。

 

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マサイマーケット。値切り次第ではザンジバル・モシ・ダルより安く買える穴場。おすすめ。

 

 

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少し街から離れたところにあるイタリアンレストラン、ママ・イリンガ。タンザニア歴約2年で一番うまいレストラン。なんならザンジバルより上!ティラミスはマストで!(ただアメリカンコーヒーを頼むと、インスタントが来る。エスプレッソを頼むべし。イタリアですもの。)

 

 

ルアハ国立公園が近い等、(地方都市にしては)観光に魅力のある街であるが、白人女性への暴行事件も起こっているようなので、女性の独り歩きは注意。

 

貧乏旅なため、イリンガでは1万2千シリング(約600円)の激安モーテルに泊まった。だいたい安ホテルにはランクがあって、

 

~1万(500円以下) 見たことがない。

1万~2万(500-1000円) バス停近くに多い。うるさいが安い。風呂トイレは部屋外の場合が多い。シャワーはもちろん水。

2万5千~3万以上(1200円以上) 湯シャワーがついている場合もある。

 

個人的にこういう感じ。

僕が泊まった激安モーテルは、トイレに踏まれたう◯こっぽいものが掃除されずに佇んでおり、トイレも流れず、水シャワーというものだった。これは完全にクジみたいなもので、安ければ安いだけハズレクジが多いと考えて良い。

 

高地ゆえ、普通に寒いイリンガでの水シャワーはまさに苦行。凍えてベッドに飛び込む。毛布にくるまっていると、毛布からタンザニア人の脇の下の臭いがする。胃がぎゅっとわしづかみにされて、胃液が逆流しそうになる。

 

たしかにこんだけ寒くて、水シャワーならタンザニア人は風呂はいらねえな・・・。なんて思いながら、念のため入れておいた自分のブランケットで凍えながら寝る。

 

ドドマとイリンガは、去年既に行っているためか特段心境の変化はなかった。強いていうなら、唯一持ってきた本、サルトルの嘔吐を読み終わる。これはまた別の機会に。

 

3日目、移動距離778km

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