キルワに来たわ
年が明けまして、2017年。休暇明け、1月ぶりに帰ってきたキリマンジャロも、だんだん暑くなって耐えきれない程になってまいりました。
便所に行こうと外に出る度に、瞳孔の調整がおっつかないほどの太陽光を日々受けています。寒さが恋しい。
さて、年末年始の大きな休みが終わりました。
まるまる12月が休みだったので、タンザニア東半分をくるくるとまわってきました。今回はちょこちょこそのことについて書いていこうと思います。
・キルワ・キシワニ
今まで読んだ本のなかで、一番影響を与えた本はなんですか?
おそらく僕は小学館の「世界遺産ふしぎ探検大図鑑」と書くだろう。
(ポンペイとロンドン塔とアウシュビッツのページがトラウマ)
付録にコナンのVHSがついてたこの本は、どうぶつ奇想天外と世界ふしぎ発見!を毎週土曜(日曜でしたっけ?)に見ていた僕のお気に入りの一冊だった。
自然遺産に、セレンゲティ国立公園、キリマンジャロ国立公園、セルース猟獣保護区。
文化遺産に、ザンジバルのストーンタウン、コンドアの岩絵遺跡群、そして、今回旅行したキルワ・キシワニ、ソンゴ・ムナラの遺跡群である。
【行き方】
キルワに行くには、(ほぼ)首都ダルエスサラームから直通バスで6時間くらい南下。キルワ・マソコという場所で降りる。
海沿いの静かな村キルワ。
大雑把に言えば、海岸沿いにはアラブ系の人が多く、内陸に近づくとキリスト教徒が多くなる傾向にあるタンザニア。
海沿いのキルワもやはりムスリムが多く感じる。
世界遺産の割に、旅行者に一人も会わなかったが、ちゃんときれいなツアーインフォメーションセンターがあった。そこで、ツアーの予約をする。
この世界遺産はふたつの島にまたがっており、ソンゴムナラはキルワキシワニとは違う島である。キルワだけだと20ドルくらい(ガイド・船費込み。5人の場合)。島は沖合から船で20分くらいといったところ。
キルワ・キシワニのキシワニは、スワヒリ語で「島」だ。
上陸するとこんな感じ。
キルワは中世の大都市だったらしい。東アフリカとアジアの貿易においての中継地として栄えた。東アフリカからは象牙や金や奴隷、アジアからは香辛料、宝石、陶磁器等々が行き交う土地であった。中国と日本の貿易で利益を得ていた琉球みたいな感じだろうか。
この城の城壁は、珊瑚が埋め込まれている。これは、城壁を強くするためで飾り付けの意味はないらしい。
(なぜ強くなるのかは全然納得いかない)
超炎天下のなか2,3時間歩き回って終了!基本的には、大中小モスクの廃墟、統治者スルタンの住居を見にくるくる島を一周する感じ。
現在も人が住んでいる。のんびりしててイイ感じの島だ。
島の生き物もおもしろい。
片腕だけハサミのヤンキー感あふれるカニや
謎の実などなど。
おっぱいツリー
以上。おすすめ度★★★☆☆
(遺跡がワンパターンで最後の方ぶっちゃけ飽きはじめる。1島で十分)
海が綺麗でジュゴンも見えるところがあるらしい。海のアクティビティ目当てで来て、ついでに遺跡を見るのがベストかも。
海鮮はGoo!